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LaTache Noir Ex |
開発秘話 |
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バンダイの携帯ゲーム機、ワンダースワン版
『マリー&エリー ふたりのアトリエ』は、私が初めて、メインプログラムを担当した記念すべきゲームである。 クリアしてスタッフロールを見たらわかるが、プログラマは一人、つまり私だけなのでメインもサブもないのだが、まぁ一応メインプログラマとしておこう。 一人で全部作るのは、商用作品では初めて。 個人では多々ゲームを作り、市販のゲームもパーツ単位で作ってきたが、全部となるとやはり違う。 果たしてそこに何があったのか。開発の少し前までさかのぼり、振り返ってみよう。 当時、次に予定されていた携帯ゲーム機として、ゲームボーイカラーとワンダースワンカラーがあった。 開発機材はどちらも新規購入になるし、どちらも初の開発になるので、プログラマ視点ではどちらを選んでも大して変わりはない。 魅力的な部分があるとしたら、ワンダースワンはC言語での開発が可能、となっていたことである。 MSXでZ80をやっていたのでアセンブラはできるのだが、プレステで開発した後だったし、開発工程を考えるとC言語の方が遥かに作りやすい。 もちろんそれだけではないが、色々な条件を考え、ワンダースワンでアトリエを開発することが決まった。 しかし、そこからが苦労の連続だったのだ! もっとも、そういう苦労も私には楽しみの1つ。 そうでなければ思い出すのも嫌なはずで、こういう形では書けないだろうしね。 ワンダースワンでの開発が決まってから、1ヶ月。開発用の機材がなーんにも届かない。 グラフィックはPhotoShopがあれば描けるし、なければWindowsのペイントでもできる。 シナリオなんてそれこそメモ帳があればいい。 しかしプログラムとなるとそうはいかず。プログラムしても、動くかどうかすら分からないのだ。 なぜ来ない?ゲーム開発において1ヶ月というのは大きい。そもそも開発費の多くは人件費だ。 出来ないのが自分(プログラム)だけというのも精神的に問題だ。 しかし!そういう問題をクリアしてこそクリエイターとも言える。 『無いものは作れ』、MSX時代からの格言だ。(いや、それはソフトウェアのことでは) 今、手元にあるのは何だ?何が使える? そして、ついに開発環境を手に入れた。それは…! ※この文章は、2005年に公開されたものに加筆・訂正を加えたものです。 |
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