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LaTache Noir Ex |
開発秘話 |
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手に入れた開発環境、それはワンダーウィッチだ。 ワンダーウィッチは、Quteより発売された一般向けワンダースワン開発キットである。 もともと趣味で購入していたのだが、とりあえず使ってみたら実際の開発にも使えることが分かった。 すばらしいことに、ウィッチ上で走らせてもスピードの低下は気にならないレベルだった。 ワンダーウィッチでの開発はC言語で、独自に用意されたライブラリを使用する形になっている。 だから本番の開発環境が来ても、同じ関数をオーバーラップして作ればいいだろうと、その時は思っていた。 ワンダーウィッチ用のロム容量はそんなに多くはない。 グラフィックも限界ぎりぎりまで詰め込んで、毎回デフラグをしないと転送できないほどだった。 すなわち、そこまで開発機材が来なかったというわけである。 ※ワンダーウィッチでは、転送したプログラム・データを削除しても、デフラグしないとその領域が使えない ここで「おや、そういえば?」と思い出した人もいるかもしれない。 そう、ワンダーウィッチプログラムコンテスト、通称WWGP2002 (第2回) にイースリースタッフとしてマリエリの体験版が出品されていたのだ。 これは私の独断で行われたものだが、体験版としては「工房の中を歩けるだけ」という内容の薄いもの。 そう、これこそが初期開発版なのだっ! ワンダースワン版のマリエリをもっと知ってもらおうと製品完成後に体験版を制作したのではない。 まずワンダーウィッチで作った初期開発版があり、そこから正式開発機材に移行したため、ウィッチ版がそのまま残ってしまった。 そのままではもったいないので、セリフの追加、グラフィック差し替え、サウンドの追加を行って出品したのである。 とはいえ、元々ウィッチで体験版を作って無料配布したいとは思っていた。 だから、わざわざ製品版のアセンブラ・サウンドライブラリをウィッチに組み込んだ。 C言語用のワンダーウィッチにオリジナルのサウンドルーチンが組み込めたときは感動したし。 当時プレイステーションはコストが安いCDメディアだったので、体験版の配布を頻繁に行なっていた。 しかし、さすがにROMゲームで体験版は配れまい。ウィッチがあるからそこできるのだ! そう思って計画していたのだが…。なんと2つに先を越されてしまった。 1つは同じワンダースワンのゲームで、バンダイの力で体験版ROMを作ってしまった「STAR HEARTS」。 そしてゲームボーイアドバンスのゲームだが、FLASHで体験版を制作した「逆転裁判」だ。 STAR HEARTSは限定100名と少ないが実機で動く。FLASHは実機ではないが…システムを理解するという目的には最適で、PCで見られるから配布率も高い。 まあ、3番目とはいえ、インパクトはあったんじゃないかな。 つい悪乗り(?)して、WWGPの表彰式にも参加したし(個人作品としても応募していた)、今でも賞状は持っているよ。 ということで、代替環境は「ワンダーウィッチ」だったわけだが、この事実にはバンダイの人も驚いていたほど。 だがしかし! ここから先にも次々と待ち受ける驚愕の事実…! ※この文章は、2005年に公開されたものに加筆・訂正を加えたものです。 |
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